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生まれたての赤ちゃんは全員絶対音感を持っている

先日たまたま、テレビでさんまの”ホンマでっか!?”という番組で、絶対音感についての話題が偶然にも出ていたので、そのまま見ていたところ、生物学の専門家である池田先生がこんなことを言っていた。

 

「生まれたての人間は全て絶対音感を持っている。」

 

私はこれまで、全ての幼児は絶対音感を習得できる能力を持っているが、生まれたての赤ちゃんは全員すでに持っている、とまでは知らなかったので、これは初耳であった。

 

池田先生によると、絶対音感が失われる前に音楽を聴く環境に身を置くといいのだが、人間は言語習得が優先されるため、1歳になるまでに絶対音感がほとんど失われてしまうとのことだった。

 

但し、トレーニングによって絶対音感は習得できるとのことなので、やはり6歳までにトレーニングを受けておけば、絶対音感は再獲得できるというわけである。

 

確かに幼児は、あるがままに物事を覚えられたり、日本語以外の言語を理解できたり、発音習得も苦なくできるのは、そもそも絶対音感を持っており、1歳以降になって絶対音感が失われていても、耳の機能がまだ発達段階であることと、絶対音感の習得能力が残っているから、トレーニングが可能なのであろう。

 

これは私の経験上からではあるが、同じ幼児でも(絶対音感がない場合)4歳になったばかりの子供と、5歳になってしまった子供では、英語の発音においては、4歳になったばかりの子が上手で、ほぼネイティブ並みに発音できる。つまり、子供の耳の機能は、年齢が低ければ低いほど敏感であるということだ。その証拠に、絶対音感トレーニングでも、幼児の年齢が低ければ低いほど、絶対音感の習得が早く、しかも精度の高い絶対音感が習得できる。子供の耳は、何もしないで放っておくと衰えてしまうのだ。しかし、これがたとえ年齢が5歳、6歳と高くなってしまっても、絶対音感を身に付けることで、本来持っていた耳の機能が回復し、音に対して敏感になり、音楽だけでなく、英語の発音も上手になる。

 

近ごろは、絶対音感不要論とか、ない方がいい、むしろ邪魔だ、なくても音楽が楽しめる、というような言葉を聞くことがあるが、これらの意見のほとんどは、絶対音感を持っていない方のようだ。これは絶対音感を持てなかったやっかみとも思えるが、絶対音感を持っている私から言わせて頂くと、

 

絶対音感を持っていて邪魔だと感じたり、不便だと感じることは全くなく、むしろ音に対して敏感になるので、ピアノの上達も人より早く、かつ楽に習得でき、絶対音感を持っていない人には絶対に楽しめない音楽の楽しみ方ができる。

 

ということである。絶対音感は、ないよりは、あった方が絶対に有利なのである。日本の音大受験生の多くが、絶対音感を持っていないばかりか、精度の良い相対音感をも持っていない為に、聴音の試験などで非常に苦労するという話を聞く。絶対音感・相対音感を共に持っている人は、そんなことで苦労する必要がない。絶対音感を身に付けられなかった人は、相対音感を磨く必要があるが、複数の音を同時に何の苦労もなしに聴き取ることのできる能力は、絶対音感でしか身に付けられない。また、絶対音感を持っている人の聴き方は、持っていない人とは違い、より深く味わい、理解することが出来、より効率的に音楽を創造したり習得することが出来る。

 

また、日本に絶対音感トレーニングの仕組みを取り入れた江口先生もこんなことをおっしゃっていた。

 

「絶対音感をもっているこどもたちは、ほとんど例外なく、音や音楽にとても強い興味を持つようになります。そして、音楽に関する事が、簡単に、楽しく出来てしまいます。そのおかげで、ますます音楽活動が活発になり、音楽が大好きになります。」

 

これはあまり知られていないと思うが、

 

日本のピアノの生徒さんのほとんどは、絶対音感も相対音感もない、いわゆる無音感状態なのである

 

つまり、彼らはちゃんとした音感がないのである。音感は、ピアノを習っていれば自然と身に付くと思っている人が多いが、

 

音感は、ちゃんとした訓練を受けないと身に付かないのである。

 

たとえ、たまたま音感があってもあやふやで精度が高いものではないため、1曲を仕上げるのに、音感を持っている人達と比べると非常な時間がかかっているのである。当然、聴音もきちんとできるわけがない。

 

池田先生のおっしゃることが正しいのであれば、本来なら、1歳になる前に絶対音感トレーニングを受けた方がいいのであろう。しかし、言葉も分からない赤ちゃんにトレーンングをすることは不可能なので、当教室では、ある程度言葉を理解し始めた2歳半から受け入れているが、成長の早いお子さんは1歳半でも可能です。

 

 

 

 

 

 

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