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普段練習している人が達することができる境地とは

現在ショパンの難曲に挑んでいらっしゃるある生徒さんからこんなメールを頂きました。

 

「昨日アドバイス頂いた個所をもう一度考えながら弾いてみましたところ、アンダンテスピアナートの左手が安定してコントロール出来ない原因がちょっとだけ見えてきました。

 

他にも、練習しながらなるほど!と感じる事がたくさんあって、今日は何時間でも弾いていたい気分でした。

アドバイスありがとうございました。」

 

この様なご連絡をわざわざ頂けるのは、講師としては大変嬉しく、また同時にあることにも気づかされました。この方は技術的に色々と課題を感じていて、当教室のレッスンに来てくださっているのですが、長年染みついてしまったタッチの癖を修正するのは容易なことではありません。レッスンではその場でできるかぎり解決できるように分かりやすくお伝えしたり、また私自身が弾いてあげることも多いのですが、その場でできても、人間のことですから、すぐ忘れてしまいますので、自宅で練習をして定着させる必要が生じできます。

 

また、レッスン中では分かったつもりでいても、一旦教室を出て、家で練習をすると実はあまり分かっていなかった、ということもあります。その時は、先生から受けたアドバイスや注意を思い出し自分で工夫して練習する必要があります。

 

そうして練習するうちに、ある日ふと、天から降ってきたように、

 

「あ〜!こういうことなんだー!!」

 

って分かる瞬間があるんですね。私も過去に何度も経験があります。何度練習しても克服できなかった難しいパッセージが、ある日突然、軽々と弾けるようになった喜びは、何事にも代えられません。

 

この生徒さんは、この曲のレッスンを受けて2回目ですが、既にだいぶタッチが変わってきて、随分ショパンらしくなりました。けれども、まだ均一な音質でいつも弾く、という課題が残り、ご自宅で頑張っていたようでしたが、ご自分なりに解決法が見えてきたようです。

 

こうなると、曲の仕上がりは早くなります。もちろん、この曲は難易度がかなり高いので、この後も次々と課題が来ることでしょう。でも、この境地を味わった人は、それがもはや苦ではなく、乗り越える楽しみに変わるんですよね。

 

このような境地は、普段あまり練習しない人には決して達することはできません。やはり神様は、普段からコツコツ頑張る人には必ずご褒美を下さるのだと、改めて感じました。

 

 

 

 

| レッスンのこと | 10:56 | comments(0) | - | pookmark |
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