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曲を仕上げるのが早くなった生徒さん

当教室で初めてピアノを習い始めて3年が経った大人の生徒さん。最初は、右手と左手が同時に上手く動かなくて、両手で弾くのに苦労され、またリズム取りや譜読みでも苦労されていたが、ここ最近、上達が目覚ましいのが手に取ってわかる。最初は、1曲を仕上げるのに数回レッスンを受けないと仕上がらなかったのが、ここ1年程、たった2〜3回のレッスンで仕上げることができるようになったのだ。

 

曲を仕上げるのに時間がかかった一つの要因としては、自宅での練習が自己流になってしまっていた、と本人自身も分析している。ピアノを弾く人は、何故だか分からないが、せっかちな人が多い。最初にゆっくり正確に譜読みをすることをなおざりにし、運指さえも無視をして、早いテンポで練習をしてしまうのだ。従って、弾きやすいところはテンポが速くなるが、苦手な部分になるとテンポが遅くなる。同じ所は何度練習しても間違える、という非常に時間を無駄にしてしまう練習をしてしまうのだ。

 

その度に、こちらから正しくかつ早く上達する練習方法を繰り返し伝授するのだが、本人が早く弾けるようになりたい、という焦りから、こちらのアドバイスは何処へやら、家に戻るとすっかり忘れてしまうようで、レッスンで繰り返し修正する、という状態が続いていたのだ。

 

でも結局、それは遠回りになってしまうことが本人もようやく理解されたようで、ここ最近は、焦らず、順を追って練習するようになったら、初回のレッスンでほぼ譜読みが完璧になり、リズムも正確に取れるようになったのだ。その結果、早く曲が仕上がることが分かり、今ではレッスン中に同じことを何度も注意されることが少なくなった。

 

これは何も大人の生徒さんだけでなく、子供の生徒さんににも多く見られる。従って、お家でどのように普段練習しているのか、正しく練習しているのかどうか、全てに注意を払っているのか、ただやみくもに弾いて練習するのではなく、自分自身をよく観察することが重要になってくる。

 

ピアノのレッスン中はただでさえ、注意することが多くなりがちなので、私としては、出来るだけ言葉を選んで、言葉数を少な目にするように心がけている。あれもこれも伝えても、結局、生徒さんの耳には何も入ってこないからだ。レッスン中では、生徒さんがうんうん、と分かったような様子を見せても、実際には全く分かっていないケースが多いことを過去の経験から痛感している。

 

特に、日本人の生徒さんは、相手の気分を害してはいけない、という気持ちがあるからなのか、分かっていないのに、「分かりません」と言うことができないので、こちらから必ず、ちゃんと理解しているかどうか確認するようにしている。

| レッスンのこと | 17:56 | comments(0) | - | pookmark |
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