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正しい発声法で性格が変わる

当教室では、相対音感トレーニングの中で発声法も教えているが、これで子供たちの声が随分変わることがある。もともと、声がはきはきしている生徒さんは別として、普段から声が小さい、聴き取りづらい、はっきりものが言えない生徒さんにとっては、大きな効果がある。

 

もともと、このような生徒さんは、自分に自信がない、引っ込み思案でおとなしいケースに見られるが、発達障害を持っているお子さんにも見られる。このような生徒さんの発声を見てみると、口をあまり動かさず、もごもごしゃべる、お腹から声をだしていない、それ以外にも、姿勢が悪い、頭、目の位置が、ちゃんと声が出ている人に比べると、明らかに違うのである。

 

先日、小学生の女の子に初見&視唱のレッスンをしたときのこと。この生徒さんの場合、声が非常に小さくて、こちらが耳をよく澄ませないとなかなか聞き取れない。時々聞き取れなくて何度も聞き直すことがあり、コミュニケーションが非常に取りづらい。本人は大きな声を出せるにも関わらず、普段の話し方がこのような感じなので、もう癖になってしまっているのだろう。ピアノの弾き方にもそれが表れている。せっかく良い耳を持っていて、ちょっと練習をすれば正しい音程がだせるのにもったいない。

 

この生徒さんは、姿勢がいつも前かがみで、周りから自信のない印象を受けられるので、まずは姿勢を正して、うつむいている顔をまっすぐ上げて、声が通りやすい状態にした。本人は最初、戸惑っていたが、これだけでも本人の印象が随分変わるのである。けれども、歌っている間にまた元の悪い姿勢に戻ってしまうので、常にチェックして修正させないといけない。

 

また、活舌も良くないので、口を大きく動かしてはっきり発音するお手本をこちらで見せて、本人に真似させる。そうしたら、やっとピアノの音よりも大きい声が出せるようになった。これには、傍で見ていたお母さんも驚いたようだったが、歌ってまたしばらくすると、だんだん声が小さくなっていく。

 

長年染みついた習慣はそう簡単に直らないので、これからは相対音感トレーニングを通して訓練していく必要があるが、この子がちゃんと出来た時には、きっとこの子の表情も明るくなり、自分自身にもきっと自信を持てるようになると確信している。そう、声が変わるだけでも、その子の性格や人生が変わるのである。そうすると、ピアノの弾き方も変わるのである。

 

また、声だけでその人の印象が変わることをご存じだろうか?良い声が出せる人は、好感度がとても高いのである。逆に声が良くない人は、たとえ頭が良くても、性格が良くても、それだけで印象が悪くなるのである。学校の歌のテストで良い評価をもらっている生徒さんは、声がとても良いのである。この場合、多少音程が狂っていたとしても先生からの評価が高くなるのである。

 

この生徒さんは、英語に大変興味があるようで、ピアノの曲に書かれている英語の歌詞を歌いたい、と言っているので、

 

「じゃあ、きちんと声が出せるようにならないとね!特に英語は、口をちゃんと動かさないと発音できないからね。頑張ろうね。」

 

この子が相対音感コースを修了した時点で、どんな子に変わっているだろうか。楽しみである。

 

 

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